よしなしごと

読んだり観たり聴いたもの

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「卵をめぐる祖父の戦争」 ディヴィッド・ぺニオフ

アメリカの作家が書いた、第二次世界大戦末期のロシアの話。 翻訳小説を読むと、時々、こんなにも違う文化圏での話なのに、 どうしてこんなに登場人物の気持ちが理解できるんだろう?と思う。 人間の感情ってそうそう変わらないってことだろうか?

「紙の動物園」 ケン・リュウ

「中国の作家のSF」ってのは初めて読んだ。

「まだある。大百科 お菓子編」  初見健一

懐かしいお菓子がいっぱい。カール食べながら、サイダー飲んでテレビを観る夕方って幸せな時代だったんだーって今更気づいた。 「もうない」って本もあるといいな。「たまごめん」や「スーパーカーカード入りのスナック」とか…。

「夏の椿」 北重人

腕が立ち、長屋に住むサムライものにしては地味で、展開もわりとゆったりめ、そのじりじりした感じもまた良し。他のも読んでみたい。

「化身」 宮ノ川 顕

第16回ホラー小説大賞受賞作だそう。 ホラーなのか!スゴイことになってるのに、主人公の思考が結構明るくて、悲愴感がないところが好き。 ラストの続きも気になるところ。 後書きの選評を読むと「今昔奇怪録」をとっても読みたくなる。

「吉原手引書」 松井今朝子

数々の時代小説に出てくる「吉原」「花魁」についてとつても詳しくなれる。 まさに手引書!豪華な場面が楽しい。